化粧品の選択 オーガニックコスメを選択することにみる女性の変化

たくさんの種類が存在する化粧品のジャンルに、近年ある変化がみられています。それは、「オーガニックコスメ」や「ナチュラルコスメ」といった商品が、よくみられるようになっているというものです。多くの女性にとっては、化粧をすることやスキンケアをすることは日常的なことでしょう。もちろん、化粧やスキンケアに時間をかけることを重要視する人がいれば、それぼど化粧を重用視しない人もいるでしょうし、化粧をすることが得意な人もいれば、化粧をすることが苦手だという人もいるでしょう。化粧やスキンケアに対する情熱や姿勢は人それぞれです。

それでも多くの女性は、毎日化粧やスキンケアをしています。最近では、化粧をする小学生もいるというくらいです。このような中、メイクアップ用、スキンケア用と、様々な化粧品が販売されています。例えば、化粧水を取り上げてみましょう。肌の傾向によって、オイリー肌用、乾燥肌用、敏感肌用と異なる種類があったり、美白化粧水やニキビ肌用化粧水といった使用目的によっても種類が異なります。このような状況は、ドラッグストアや百貨店の化粧品売り場に行くと、身を以て体験することができるでしょうし、多くの人は日頃からこのような光景を目にしているでしょう。肌の状況や変化、肌トラブルの発生などの目的に合わせて、豊富な種類の中から、自分に合った化粧品を選び出すのは女性の悩みのひとつとも言えるでしょう。そのような悩みの中で、「オーガニックコスメ」を選択する人も増えているようです。オーガニックコスメの定義は、まだまだ曖昧といえますが、基本的には、使われている原材料がオーガニック認証機関の認定を受けていたり、化学合成された防腐剤、香料、色素を使っていない化粧品のことをさします。このような自然派といわれる商品が好んで選択されるようになっているのです。

この変化の背景には、近年の「食の安全」に対する注目や、「ロハス」や「スローライフ」に対する関心といった、人々の社会的な問題関心があります。さらにそこには、女性たちの「生き方」の変化もみられるように思われます。「自分が生活している環境が抱えている問題に目を向ける。」「自分にとって(自分の肌にとって)本当に良いものを自分で選択する。」といったように、女性にとっては自分の体のことをきっかけにして、様々なことを考えることができるのではないでしょうか。オーガニックコスメやナチュナルコスメへの注目は、化粧品の選択肢を広げることと同時に、女性の生き方を広げることにもつながっていく可能性を表しているのかもしれません。